京都・烏丸の工房を持つオリジナル&セレクトジュエリーショップKAWABE JEWELRY(カワベジュエリー)のブログです
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気がつけば丸10年
通信発送作業中

KAWABE JEWELRY(カワベジュエリー)では毎月フリーペーパー「KAWABE JEWELRY通信」を発行しています。

内容は、新作のご案内やお客様のリフォームのエピソード、川辺のコラムなどなど。
写真撮影、文章、レイアウトなど、すべてスタッフの手による手作り新聞です。

本日はその116号の発送作業中。
家庭用プリンター2台をフル回転で印刷して、スタッフ総出(といっても4人ですが・・・)で封筒詰め。

先日あるお客様が気づいて教えてくださったのですが、第1号を発行したのが2002年1月。
その後、ほぼ毎月発行して丸10年が過ぎたことになります。

その間、何台ものプリンターがおしゃかになりました・・・。

お客様から「楽しみにしてるのよ。」とか「全部捨てずにとってあるのよ。」などといっていただけることも多く、うれしいやら恥ずかしいやらです。

本当にありがとうございます。

この通信はお客様と私たちを結ぶ、なくてはならないもの。
10年が過ぎ、オンラインショップ、ブログ、フェイスブックなど発信の場が増えてもそのことは変わりません。

レトロな雰囲気を残して
リフォーム・オパールペンダント

お客様がリフォームしたいとお持ちになったオパールのリング。

デザインは古いものなのですが、四ヶ所のV字のツメや側面の唐草模様もいい雰囲気です。
そこで、リングの石座部分をそのまま生かしてペンダントトップにすることに。

とはいえ、ただ「リングの部分を切り取るだけ」というわけには行きません。

まずオパールを外し、リングのウデ部分をカットして、断面の磨き仕上げをして、チェーンを通すためのカンをロウ付けし、再びオパールをセッティング・・・という手順です。

ペンダントとして身に着けたときに、ぷっくりと厚みのあるオパールの重みで、前に傾いてしまわないように、カンの位置決めは慎重に。

うるうるとした艶めきが胸元にころん!と転がる、ちょっとレトロな雰囲気のかわいいペンダントトップになりました。

拾った石で?ペンダント

クオーツアイトペンダント

「道端で拾ったような石でも加工してもらえますか?」と、お問い合わせ。

見せていただくと、つるりとした平たいイエローの石です。
スコットランドにご旅行に出かけられたときに、海辺
の町で道端に落ちていたとのこと。
それを見知らぬ現地の方が、拾って手渡してくれたそうです。
「旅の記念に持っていったら?」という感じでしょうか。

こうして、この石が自分の手元にやってきたことに、「縁」のようなものを感じ
るので、ペンダントにして身に着けたいと、お客様。

ただの石ではなさそうなので、鑑別機関にソーティング(簡易鑑定)に出しまし
た。
結果はクオーツアイト。天然の水晶が再結晶化したものです。
染色されてい
るわけではなく、ナチュラルカラーとのこと。

熟したフルーツのような色合いなので、小さなダイヤモンドの葉とくるりとツル
の巻いた植物モチーフのカンをつけてペンダントに。
つや消しに仕上げたイエローゴールドもいい感じ。

それにしても、スコットランドの道端になぜ落ちていたのか、それをなぜ見知ら
ぬ人が手渡してくれたのか。

確かに石との出会いは「縁」だと常々感じて はいるのですが、その石がお客様の
胸元にあることに、なんだか私たちも不思議な思いがします。

クオーツアイトペンダント 

ようやく完成♪
スターローズクオーツペンダント

先日制作途中をご紹介したスターローズクオーツのペンダントがようやく完成しました。

しっかりとした厚みのある石を支えているのは、底部からのびる八本のツメ。
横からみると、まるで木立ちのように見えます。
枝の先には、葉が茂るように、ダイヤモンドがきらきら。

正面から見るとダイヤモンドの取り巻きデザインですが、横から見るとまた違った表情の楽しめる、ストーリーのあるペンダントトップです。

店頭にてごらんいただけます。


木立ちのペンダント・横顔
溶け合うように
K18白蝶ケシリング

ケシ真珠のシンプルなリング。

ひとつひとつ個性的なフォルムのケシ真珠と、まるで溶け合うかのようにぴたりと添うようにつくられたリング枠。
シンプルですが、手間はかかっています。

生命力あふれるケシ真珠のツヤと、マットに仕上げたイエローゴールドとの組み合わせもすてきです。

好評のシリーズですが、残念なのは、サイズ直しができないこと。
リングサイズを変えると、ぴたりと合うようにつくってある珠と枠との間に隙間が空いてしまうのです。

なので、在庫の品でサイズが合わない場合は、珠を選んでいただいて、お客様のサイズで、いちからつくります。

この写真はお客様のご注文でおつくりしたもの。
在庫のものが横幅のある珠だったので、もう少し小ぶりのもので、というリクエストにもお応えして。

日常使いのパールリングとしてご愛用いただけることと思います。
めかたでドン!
ケシ真珠

ころんころん!リングをご注文くださるお客様のために、今店頭にはパールのルースがいろいろと揃っています。

写真は白蝶真珠のケシ。

ケシ真珠というのは、真珠母貝に、偶然小さな砂粒などが入り込み、それに真珠層が巻いてできた真珠のことです。構造としては天然真珠と同じ。
ひとつひとつ個性的なフォルムと力強い光沢が魅力です。

びっくりされる方が多いのですが、KAWABE JEWELRYでは、今回のこのケシ真珠は「量り売り」。
グラム単価があり、お客様の選んでいただいた珠の重さを量ってお値段が決まります。
写真のロットはグラム12000円。
選んでいただいた珠が0.9グラムなら10800円、1.3グラムなら15600円ということです。

リングに加工してもいいですし、もちろんペンダント、ピアスなどにも加工できます。あまりのきれいさに加工せずにそのままお持ち帰りされる方も。

どうぞ珠との出会いを楽しみにご来店下さい♪