京都・烏丸の工房を持つオリジナル&セレクトジュエリーショップKAWABE JEWELRY(カワベジュエリー)のブログです
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パールのリング、リフォーム

パールリングリフォーム

長い間しまいこまれていたという、エンゲージリングとして贈られたパールリング。
もう少し気軽に着けられるデザインに、というご希望でした。

両サイドに2ピースずつ配したメレダイヤは、リフォーム前の枠から外したもの。
写真の手前にあるのが旧枠ですが、合計6ピースのメレダイヤがついていました。
残さず全部使いたいような気持ちになってしまいますが、今回のデザインで、6ピース全部使うとリング本体もそれに応じて太くなり、結構ボリューム感のあるものになってしまいます。

お客様はきゃしゃな指と、優しい雰囲気の持ち主。
お似合いになる、ちょうどよいバランスを考え、今回は4ピースだけ使うことにしました。

リフォームでお預かりする真珠は、枠から外すと、ツメなどで隠れていた部分に大きなえくぼなどが現われる場合も多いのですが、この珠はつるりと美しく、今回のような、あまり珠を隠さないデザインが可能でした。

真珠のやわらかい光沢とイエローゴールドの華やかさが、指の上で調和。
とても気に入っていただけました。

 

あの日から

ここ京都では、あの日以降も以前と変わらない日常が流れています。
なんだか申し訳なく感じるほど。

ただ、さまざまなイベントが自粛されたり、または予定通り開催されたりしています。
開催される場合、必ずそこには、亡くなった方へ捧げる黙祷と義援金を募る募金箱があります。
表現の方法はそれぞれですが、皆が被災地への想いを胸に抱いて過ごしています。


ヤマト運輸が、ストップしていた東日本への配達の一部を開始したようです。
たくさんの物資が、必要としている方々の手元に早く届きますように。


*当店でも、ネットショップのお届けにヤマト運輸を利用しています。
一時お受けできなかった東日本方面へのお届けもお受けできるようになりました。

詳しくは
こちら


 

お知らせ・2
このたびの東日本における大震災におきまして、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
毎日テレビに映し出される深刻な被害に、胸を痛めずにはいられません。

京都に住む私たちが、今すぐにできることを考えたとき、まずは、いつもと同じように真摯にジュエリーづくりに取り組むことだと思い至り、スタッフ一同仕事に励んでおります。

力をあわせて、この試練を乗り越えることのできる、人間の底力を信じています。


ネットショップのお届けについて

青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、茨城県の一部を、お届け先とするご注文は現在お受けできません。
また、この地域以外のすべての地域においても、お届けに遅延が生じる可能性があります。ご了承くださいませ。
お知らせ

11日に起こった地震に関して。

あの時、京都でも揺れを感じました。
仮店舗でいすに座って事務作業をしていたのですが、最初は自分がめまいを起こしたのかと思ったような、あまり感じたことのないふわふわとした不思議な揺れ方でした。

まさかあの時に、東日本がこんなことになっていたなんて・・・。
テレビに映し出される、想像を絶する被害に言葉もありません。

被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。
一人でも多くの方のご無事を祈っています。


*配送遅延のご案内
ネットショップでは、地震の影響により、すべての地域において、商品のお届けに遅延が生じる可能性があります。何卒、ご了承くださいませ。

スタッフ取材

 スタッフ取材中

工房スタッフのイトウは、ヒコ・みづのジュエリーカレッジの卒業生。
大阪校の1期生です。

KAWABE JEWELRYの工房へ来て、早一年。
日々奮闘中の彼女を、ヒコ・みづのジュエリーカレッジの方が、取材に来られました。
来年度の入学案内の冊子に、活躍する卒業生として紹介されるそうです。

いつも笑顔の絶えない彼女ですが、今日は少々緊張気味。

 

香港にいってました

色石ルース

香港のジュエリーショーに仕入れに出かけていたオットが、昨夜遅くに帰ってきました。

魅力的なルースをいっぱい仕入れてきましたよ。

「きれい!」「コレ欲しい〜!」
一気ににぎやかになったルースの在庫を前に、盛り上がるスタッフ。

写真は、ピンクトルマリン、スピネル、グリーントルマリン、手前はパパラチアサファイア。
他にもオパール、ムーンストーン、スペサルタイトガーネットなどなど。

それぞれの持つ魅力を、最大限に引き出せるデザインにしたい・・・と、これからしばらくは、じっくり石と対話することになります。

パールブローチ完成

パールブローチ

先日、製作中の様子をご紹介したパールのブローチ完成。
お客様にお納めしました。

7.5-8.0mmのアコヤ真珠を丸くならべたプレーンなものです。

真珠好きにはたまらない、厚く巻いた真珠層に由来するなんともいえない深みのある光沢。

あえて飾りたてることなく、素材の美しさを楽しむブローチは、控えめでも、見る人の心に上品な余韻を残します。


 

お祝い事の春に・・・ 続き

ダイヤモンドリフォーム

既製枠をつかってのダイヤモンドリフォーム。
先日の写真は、メーカーから取り寄せたばかりの状態のリング枠でしたが、石を留めてリフォームが完了しました。

センターのダイヤモンドが、古いリングから外したお客様の石、ウデの部分のメレダイヤはウチでご用意したもの。

既製枠でのリフォームは、「石のサイズが枠に合ってさえいれば、留めて・・・はい、おしまい!」というものではありません。
残念ながら、中にはそういうお店もあるようですが・・・。

例えば、石をおさえるツメの大きさ、形、角度。
ひとつひとつの石の個性を見極め、石に対しツメが太すぎると感じれば、ツメを削ることもあります。

メレダイヤが、いかに整然となめらかに連なるように留められているかも重要。

いくつものポイントをおさえて、既製枠でのリフォームが、満足感を持って着けていただける仕上がりになります。

お客様は、早速この春のご親戚の結婚式に着けて出席されるとのこと。

古いデザインのまま、しまいこまれていたリングですが、新しい姿となって、これからきっと折々に着けていただけることでしょう。
そして、またその石にたくさんの思い出がつまっていって、ますますその人にとっての特別なものとなっていくのだと思います。