長い間しまいこまれていたという、エンゲージリングとして贈られたパールリング。
もう少し気軽に着けられるデザインに、というご希望でした。
両サイドに2ピースずつ配したメレダイヤは、リフォーム前の枠から外したもの。
写真の手前にあるのが旧枠ですが、合計6ピースのメレダイヤがついていました。
残さず全部使いたいような気持ちになってしまいますが、今回のデザインで、6ピース全部使うとリング本体もそれに応じて太くなり、結構ボリューム感のあるものになってしまいます。
お客様はきゃしゃな指と、優しい雰囲気の持ち主。
お似合いになる、ちょうどよいバランスを考え、今回は4ピースだけ使うことにしました。
リフォームでお預かりする真珠は、枠から外すと、ツメなどで隠れていた部分に大きなえくぼなどが現われる場合も多いのですが、この珠はつるりと美しく、今回のような、あまり珠を隠さないデザインが可能でした。
真珠のやわらかい光沢とイエローゴールドの華やかさが、指の上で調和。
とても気に入っていただけました。